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教育格差社会を生きる その2

   

教育格差社会を生きる その2

  教育格差社会 その1はこちら

県下の公立高校の入学試験結果

定員割れで、2次募集が18校で340人もある。

これは全日制課程だけで、

それだけ定員割れがあったということだ。

底辺校で交通不便地で毎年のように

定員割れ、2次募集というところもあるが

駅から歩いて15分ほどという高校で

平均前後のレベルの高校にも10人前後の定員割れが数校あった。



これは、平均レベルの高校では満足しない。

人より優位に立ち、上級国民を目ざすとでもいうのか


自分の実力を上位に想定し、そこを目指して頑張ってきたのだから

そこが倍率が高く、合格が厳しいとなっても

チャレンジして、失敗する受験生が多いということだろう。


目標を高く持つことが向上心につながることはわかるが

「実力を高く見積もる」だけで、ギリギリでも合格できれば

自分はその高校の一員であり、下から羨望を受ける

それだけしか想像できないように思える。

これも受験合格者の増加を経営目標に挙げる学習塾の弊害か?

ギリギリ合格して、志望校入学がゴールの場合

多くの悲劇が襲いかかるのをたくさん見てきた。


勉強についていけずに、不登校になって退学した者

部活動をしていては、勉強についていけないから部活動をやめてしまった者

欠席がちになり、2年生進級が怪しくなったとき

毎日 高級車で校門まで医師である父に送くられていた子ども



父親の経済力があって、母親の狂気のもと という

受験環境があったおかげで、ギリギリ合格(目標達成)したけれど

新しい友人関係につまずき、中学校とは違う学習のレベルについていけず

憧れであった高校生活に不適応を起こす子どもたちが増加していると思う。




本来、定員割れしている高校に行くはずだった受験生が

受験に失敗をして、多く私学へ流れて入る。

低所得者への支援などで、私学の入学もしやすくなっているが

それでも借金をしないと卒業できずにいる子どもが多い。

すでに、学習塾に払った大金のつけが 家計に響いている中での

私学入学は、これからの困窮が見えてくる。



だから、私学入学を諦めて、公立2次募集で不本意入学をする。

でも、考えてみれば不人気の定員割れの高校を

最初から志願して

推薦入試で合格して、高校生活を真面目に頑張ろうとしている

そういう子どもたちが高校に3割から5割はいて、

その子たちを核に

高校を盛り上げようと必死で教育活動に励み

子どもたちの未来を応援して、決して見捨てずに

がんばっている高校の先生たちがいっぱいいる。



そのことをもっと中学生自身が、受験生を持つ親が、

地域社会の大人が知らなければ

そして何より、中学校の教師が知るべきだ。

不人気校の良さを 進路決定に悩む子どもたちに

伝える受験指導力、キャリア教育力が中学校の担任もっとあれば

子どもたちも 晴れやかに人生のネクストステージを

着実に、ゆっくりと 自分の選んだ道に歩み出すことができると思う。




底辺校や不人気校だけのことでなく

精一杯 努力していたが、力およばずに

合格しやすい第二志望校に志願変更した子どもが

最終的に自分で選んだ道を 誇りを持って歩んでいってほしいものだ。




どうしても 近年は勝手に「自分レベルはこの高校だ」と決め

そこより、偏差値の低い公立高校を見下してしまったがために

そこに(見下した高校や併願私学に)通っている自分を想像できずに、決断の時を逸して、

結果的に受験失敗という大きなダメージを負う。

15歳の春に味合わなければならないのは、

まだまだ未熟で 精神の発達がこれからという子には

とても 厳しい 大人への階段になっている。



自分に自信が持てないまま、高校3年間を送る子も多いという。

高校時代に 何を学び、何を経験し、どんな時をどんな仲間と過ごすか

中学のうちから 詳しく ゆっくりと話してやらなければと

と、思いながら過ごした一年が 終わろうとしている。
























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