「けいおん」の聖地へ
滋賀県東近江市の豊郷小学校に行ってきた。
ヴォーリズ建築であり、20年ほど前には、その保存をめぐって大きく世間を騒がせた小学校である。
昭和12年に、地元出身で丸紅の礎を築いた近江商人、古川鉄治郎の巨額の寄付で建設され、
当時は東洋一の鉄筋の小学校だったらしい。
玄関から入ってまず、廊下が広いことにびっくりした。
すぐ横の階段の手すりに、「ウサギと亀」の像が飾ってあり
これか、と思った。
現在は、町立図書館や子育て支援センター、観光協会などが入っている。
広い庭も別の専門家が設計していた。どうりでとてもいい前庭だと思った。
豊郷小学校が取り壊されずに、文化財として耐震補強、大規模改修されたおかげで、
アニメ「けいおん」の聖地や、映画「君の膵臓をたべたい」のロケ地で有名になった。
そして、
総合商社・丸紅の新入社員研修が、令和の時代にこの小学校の講堂などで
行われていたということを知ると近江商人、
伊藤忠兵衛や古川鉄治郎についても、もっと知らなければと思った。
映画「君の膵臓をたべたい」の高校の図書館として、出てきていた建物では、
撮影当時の写真も見ることができたが、
それよりも、「けいおん」関係のギターや
キャラクターのフィギアなどがいっぱい展示されたいた。
高校生バンドブームの火付け役となったのが
「けいおん」だということがよくわかった。
滋賀県観光大使の西川貴教の 「イナズマ・ロックフェス」が
台風接近で、２日間で打ち切りなったこの日
彦根梨を買いに行くだけだったのが、せっかく彦根に来たのだからと
彦根の卸売市場で、海鮮丼を食べ、多賀大社行く途中に
豊郷町に入り、この小学校に立ち寄ることになった。
さらに、池田牧場でアイスも食べた。
結局、なしと多賀大社の糸切り餅を持って
お母さんの実家に行って、しばらくゆっくりとした。
台風前日で３連休の中日、車の運転は全てお母さんで
行き先を決めるのもお母さんだった。 が、
ひょんなことから、豊郷小学校に行けてよかった。
もう十数年もして、運転免許証を返上すれば
こんなふうにして、ゆっくりと1日を過ごすのかな、とも思った。
そんな感じの２人が多賀大社にもいたなぁ・・。
