レトロなバスで

LakeSide

2015年05月19日 05:11


岐阜の中津川というところに,はじめて行きました。

木曽川の上流で、恵那峡や中山道の馬籠や妻籠の近くです。

中山道は中津川市も通っており、狭い街道もこの小さなバスなら通れました。

この山道を通って,昔の人は江戸と京や大坂を何日もかけて往来したのかと思うと

ただただ、昔の人は「すごいなぁ」と思いました。

とにかく坂が多く、中津川IC からすぐの試合会場も 狭い坂道をなかなかたどり着けず

20年以上まえに製造された、レトロなこのバスは 坂道で何度か停車しました。

そのたびに バスの中では乗員である選手達から「不安な声」と「歓声」が上がりました。


試合はカップ戦で、男子は岐阜2・三重・長野・神奈川・滋賀の6チームで4試合ずつ戦いました。

準決、決勝は接戦の末、見事優勝のトロフィーを手にすることができました。

春の県大会直前の大会で いい結果が出たことは自信につながったことでしょう。

ベンチ・ウォーマーで応援にまわることが多かった選手も チーム一丸で戦って勝ち取ったトロフィーと賞状でした。


チームとしては,初めての宿泊しての遠征でした。

遠征費を安く上げるために、レンタカーで行ったのですが

レトロなレンタカーで 中津川の坂道を走ったことも 選手達にはいい思い出になったことでしょう。


夜7時30分 すぎに滋賀に帰ると、駐車場ではたくさんの保護者が待っていてくれました。

ボールなどチームの荷物をトランクから出すときにバスの運転手さんが突然、

トランクに入っていた賞状を両手で頭上に揚げて、保護者の輪の中へ向かいました。

すると、大きな拍手と歓声が起こり、そこには運転手さんの満面の笑顔がありました。


自分の荷物をバスから 下ろしていた選手達もびっくり。

運転手さんも いっしょに[優勝]を喜びました。

そういえば決勝戦の時は体育館に入ってきて 応援をしてくれていました。


初めて出会った方ですが、私にとっても子どもたちにとっても、思い出に残るドライバーとの出会いだったと思います







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