日常のなかで 別れが近づくということ
8月3日に南乗鞍から 琵琶湖岸の我が家に帰り
もう40日あまりが経ちました。
次の日から 普通に一日がはじまり
私は出張に 息子さんは部活のバスケットの練習に
お母さんは,キャンプの後片付けで 休みを取っていましたが
それも終わると 暑過ぎる 我が家の日常が待っていました。
時間があると 息子と二人 ディスクゴルフに出かけていたのが
ウソの出来事だったかのようです。
この写真は はじめてこの無印良品の南乗鞍キャンプ場に はじめて行った年のものです。
はじめて 息子さんは つりを体験しました。
「あ~っ キャンプ行きたい」
家に帰ってきて しばらくは 家族みんなで 誰かが 毎日のように言っていました。
それも あまり言わなくなって お盆。
お母さんの実家で 夕食を食べようかという その時 私の「
父が倒れた」という連絡が入り
急いで病院へ 一時は意識もなくなり 父の最期を 覚悟しました。
幸い、今はなんとか 持ち直しています。
手術もしますが 86才という高齢もあり いつどうなるかもわかりません。
このところ 病院の医師から 治療や手術のことで家族が説明を受けることが増えました。
「インフォームドコンセント」 ということで 医師もとても丁寧に説明してくれます。
でも こちらとしては 医師に任せるしかありません。
すこしでも 父の不安を取り除き 希望を持てるように説明できるといいのですが
うまく できるでしょうか。
若年性アルツハイマーを 10年もわずらったあと
何もわからずに死んでしまった母自身の
病気や死への恐怖は知るよしもありませんでしたが
今、長く入院することになるであろう 父の心のケアとして何ができるのでしょうか。
母の時にはできなかった 父のターミナル・ケア
息子ができる事は
話ができるうちに これまで話せていなかったことを いっぱいはなして
親子のつながりを 確かめ合うここちよい時間を いっしょにすごすことかな
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