夢の中へ
2ヶ月半ぶりに父が退院した。
退院の前から昼夜逆転の生活で
夜も昼もしっかり眠れない日が続いている。
少し寝ては、また起きて、
身体はしんどい状態が続いている。
夜中に何度も起きて来ては、家中を不自由な身体でうろうろ。
叱られては、大きな声で怒るらしい。
連絡があって、午前中からは弟が
昼すぎから私が様子を見に行った。
昼に寝てはいけないと、頑張っ起きているけど、頭の中は寝ています。
ふと、座っている椅子から立ち上がろうとします。
またすぐ座り、寝ます。
少しでも起きていて、夜に寝られるようにと
自分では思っています。
でも夜中に寝ていないから、眠たいのでしょう。
眠気覚ましに外に出たいというので、車椅子に乗せて近くの公園に行きました。
またすぐに寝るのでしゃべり続けていました。
うつむいているので、すぐに寝そうになります。
公園は、父が自転車で出かけて、こけて頭を打ったところです。
聞いたら、場所も覚えていました。また、しばらく自転車に乗って、気分が悪くなって、自宅へ電話してもらった家も覚えていました。
ここからどこへ行きたかったの?
と聞くと、これもはっきり覚えていました。
行きたかったその道を通って家に帰りました。
眠たいと、身体に力が入らないのでしょうか、自分で立てません。
寝返りもできません。
昨晩も大変だったそうです。
今朝実家に行ったら、ご飯を食べながら寝ます。
少しだけ食べて、薬を飲んで寝させてあげました。
昨日は20分で目が覚めて、1日ボーッとしてましたが、
今はもう1時間30分寝ています。
また、夜寝ないかもしれないけど、今はゆっくりと眠らせてあげたいです。
在宅介護は大変ですが、病院に長くいても、余計に歩けなくなったり、認知症が進んだりするようです。
できるだけ家族に迷惑をかけたくないと思いながら、自分ではどうにもならないかなしさが、大きな声になっているのでしょう。
人生のターミナルで心のケアの大切さを感じました。
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