春を待つ。

LakeSide

2017年02月10日 22:04








いま願っていること、取り組んでいることが、

成るか成らないか。それを決める要因はいろいろあろうけれど、

その大きな一つに、時というものがある。

およそ何事でも、いかに望もうと時が至らなければ成就しないし、

いかにあせろうと,

時節が到来しなければ願いは叶わない。

それはあたかも春が来なければ桜が咲かないのと同様で、

いわゆる大自然の力、天地自然の理の一つの働きであろう。




だからいま願いが叶わないからといって、焦ることもなければ、

あわてることもない。厳しい寒さの中で、着々と力を蓄えつつ、

花開く季節の到来を待つ桜のように、

なすべきことをなしつつ静かに時の来るのを待てばよい。

とはわかっていても、待てと言われれば、なお焦りが生じ、

冷静さを失って、なすべきことを怠ってしまう。

けれども、時が来れば、必ず成るものは成るのである。



寒風が肌を刺し、行きなお深くして、一年で最も寒いきょうこの頃、

春はもうそこまで来ている。


この文章は

28年くらい前に、PHPの冊子に掲載されていた文章です。



今日、息子さんに 待ちに待った大学の二次試験の受験票が届いた。







ちゃんと届くか 心配していたけど

とどいてよかった。

これで 「戦いの出場通知」を手にしたことになる

とにかく自分の力を信じて、

今これから なすべきことをなす。

これだけやれば今の自分としてはベストだと

そう思える解答を書くしかない。

よく見せようと、知ったかぶりで思い切って書くのが

いいかどうか それはわからない。

誠実に Do Best 



春を待つ

立春を過ぎても、大雪が降ったりするこの時期

受験生の気持ちを思うと この文章を思い出す。



自分の力を信じて あと少しだ。

あせらずゆっくりと、一歩一歩 着実に ゴールに近づいていこう。

春はもう、土の中で蠢いてる。








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