「哀しみの裏側に 何があるの?」 さらばシベリア鉄道

LakeSide

2022年03月27日 08:40



「哀しみの裏側に 何があるの?」

太田裕美の昔のヒット曲を車で聴いている。

昔はレコードからカセットテープにダビングして聴いていた。

1980年代、オレンジ色のホンダシティに乗っていた頃だろうか。

カーコンポはクラリオンだった。




太田裕美の声は、耳に心地よい。

大瀧詠一作曲の歌謡曲だ。


学生の頃、NHKの特集で「シベリア鉄道の旅」を見て

こんな極寒地に住んでいる人々がいることに驚いた。

そして、いつかシベリアを旅してみたいとも思っていた。


1992年8月、初めてのヨーロッパ旅行で乗った英国航空機は

旧ソ連の上空を飛び、ビジネスシートだった私たちは

操縦室に入ることができた。

窓から地図でしか見たことのないエニセイ川やオビ川が

確認できた時は本当に感激した。。

そして、スターリンのつくったソビエト連邦の崩壊を実感した。

30年後の2022年、 プーチンのロシアがウクライナと戦争を始めた。




  ロシアの悲劇 ドーピング失格 
ウクライナとロシアの戦争

多くの住民や兵士が命を奪われ

それでも 戦争が終わらない。

「哀しみ」の連鎖が止まらない。


これは資本主義経済で世界をリードする 

民主主義国、アメリカ・欧州諸国(NATO)と

ロシアの帝国主義?、中華大帝国の中国共産党の戦いか

もちろん、日本はアメリカに追従するしかない。


ローマ帝国・漢・イスラム帝国など巨大帝国の後

モンゴル帝国の時代、帝国の領土はシベリア南部やヨーロッパに迫る

「元」のフビライは、日本にも攻めてきた。(1274年、81年)

その300年後、秀吉が「明」も天下のうちと、朝鮮をせめ

さらに300年後、明治政府が、中国清と戦い、朝鮮を手に入れ、

やがて日本軍が中国(満州)を手に入れた。が、


そして、1945年 アメリカ帝国主義との戦いに敗れ、

アメリカのアジア支配の要となって

独立を許された帝国主義国・日本は

自由主義国家・資本主義経済国として

極東アジアで社会主義勢力の拡大を阻止してきた。


歴史は繰り返すというけれど、

自国の歴史から、その国の指導者は何を学んでいるのだろうか。

帝王哲学に 倫理はないのか。

人道街道などと言っているが、「人」の道は

しばしば踏み外して、誤爆で済むのか。


ロシア・中国・アメリカも複数の民族国家だ、

多民族国家の中核にいる民族が、さらに多くの民族を支配しようと

戦争を仕掛ける、これは人間の哀しい性(さが)なのか。

SDGs 持続可能な開発目標と国連のキャンペーンが続く中での

この戦争の正義?を、「読み解く力」を

これから歴史を学ぶ中高生にどのようにつけるというのか

文部科学省のいう「読み解く」力の本質は、何か。

多民族の国家の人々が真に「共生」することの意味を、

今のうちに、ゆっくりと考えようと思う。

歴史は問い続ける。

「哀しみの裏側に何があるの?」














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