余暇で、非日常を楽しむ。

LakeSide

2022年07月17日 18:56



2022年7月の初め、長野県白馬村のペンションに泊まった。

40年前のペンションブームの頃にその多くが建てられた。

おもに家族経営で食事は洋食が出る、小さな宿が多く建てられた。

まだ大学生の頃だった。夏は避暑地のペンションに泊まり、テニスをするのが流行った。

長野県北部の戸隠村のペンションや八ヶ岳山麓の貸別荘に泊まった。

テニスは初めてだったが、大学の授業で少しと、

琵琶湖岸のリゾートホテルでアルバイトをしていた時に、少し練習をした。

もっともそのバイトでは、休憩時間にスカッシュに熱中していたが・・。




80年代はスキーブームで、長野や岐阜、そして北海道にも行った。

自分も20代で若かった頃の記憶が、この2泊3日の旅でいっぱい蘇った。

この白馬のペンションも、元々はスキー客の宿として建てられている。

スキーブームも少し下火になった90年代の終わりに

長野オリンピックがあって、白馬にはジャンプ台が作られ

白馬村はジャンプ競技施設の近くにあり、選手村にもなった。

今回2泊したペンションも、利用されたようだった。

ペンションの本棚に色々な本に混じって

「原田雅彦の涙」とタイトルのついたDVDがたててあった。

長野オリンピックで日本中が盛り上がった頃の記憶がよみがえり

家に帰ってから、NHKの映像を見た。

















スキーはスノーボードへと変わり、若者がこぞって雪山に繰り出したこともあったが、

バブル経済が崩壊していった90年代から20年余りの間に、

スキー・スノボ人口は、3分の1以下に減ったと言われる。



趣味の多様化。安上がりで身近な娯楽が増え、全体的にインドア指向に、

さらに平成時代の不景気で、若年層の貧困化も大きい。

つまり、スマホの料金がじわじわ圧迫する中で、夏冬のレジャーに

大金を注ぎ込む若者が減ったということだろうか。

というより、少子化が進み若者が減った、とか

かつてスキーに熱中した若者が

高齢になりスキーもしなくなったということか。

かく言う私も、30年以上前にスキーをやめ、

子どもは幼稚園のスキー教室に行っていたが、家族スキーには行っていない。



劇作家の平田オリザさんは、『少子化だからスキー人口が減った』

のではなく、『スキー人口が減ったから、少子化になったのだ』

そういえば、独身の男女がスキーツアーに誘い合っていく。

そこで、仲良くなって、お付き合いが始まる・・。

なんてことがあの頃はよくあった。

世間では、夏は沖縄島や与論島でサザンを聞き、冬はスキー場でユーミンや渡辺美里だったかな。

初婚の年齢もまだ20代半ばで早かったと思う。




現在、白馬村周辺では、4season7daysと言って、春夏秋も野外体験や貸別荘・ペンションライフをと力を入れている。

スキー場のゴンドラでマウンテンバイクごと上がって、駆け降りる。

ジップラインもできるツリーアドベンチャー、湖でサップ、川でラフティングなどなど

さらに、大規模な団体向けバーベキュー施設もあった。

多くの観光客を呼び込む仕掛けたくさんあった。

キャンプ場もたくさんできている。

コロナ禍で外国人観光客がこれなくなったが、

近年は北海道と並んで、長野にも外国人スキー客が増えていたそうで、

新しい別荘地の開発も進んでいた。インバウンドはコロナが落ち着けばまた増えるだろう。

高級ホテル並みのグランピングが話題だが、少数のお金に余裕のある人々向けである。

キャンプも高級化傾向で、贅沢な食材でリッチな食事をする傾向だけど

今回の白馬村の釣り体験で釣った、虹マスを自分でさばき、串に刺して炭でゆっくりと

皆で焼いて食べた。虹鱒の頭もカリカリに焼いくと、とてもおいしかった。

今年の南乗鞍キャンプ場では、釣りをしようかな。。
















あなたにおススメの記事
関連記事