世界「青春」遺産

LakeSide

2016年12月10日 12:28



物置の奥に置きっ放しのバイク

もう何年も動かない。20年は乗っていないかもしれない。

この物置の板をはがして張り替える。

防水シートが貼ってあるだけだけど、

今は物置小屋が明るい。このまま板を張らなくてもいいな

でも、夏は暑いからやっぱり焼き板を張るんだろうな

物置のいろんな荷物を避難すると、結局、車のタイヤとか

自転車にこのバイク。

25歳の時、思い立って中型免許を取って

近辺の山道をたまに走っていた。

職場の同僚が次々とバイクの免許を取り出して、

バイク仲間が増えた。

バイクに乗って、遠くへ行きたい。

日々のきつい仕事を忘れるほど、遠くの田舎の人のいない道を走った。

山道を迷いながら走り、ふとバイクを止めてエンジンを切ると

時間が止まり、日常を全く忘れてしまうほどの静寂が訪れる。

それでも夕刻がせまると家に戻り、また変わらない1日が待っていた。

それでも頑張れたのは何故だろう。

やはり、仕事仲間との深いつながりからだろうか?

毎日、14,5時間は職場にいた。一緒に動き回っていた。

2ヶ月に一度くらいの休日の楽しみでもあった。

仲間と行くときもあれば、ひとりのときもある

非日常を求めていたのかな

高校生の16歳の時に原付免許を取り

22歳でホンダCITYを買うまで、原付バイクは日常の移動手段だった。

今、物置の奥に眠っていて、廃棄できずに放ってあるオフロード・バイク

結婚するまでの 多趣味だった頃の青春遺産だ

若い頃、新しい世界が広がり、いろんなことを始めた二十代

金がなくて学生時代にできなかったことを

働きだしてからいろいろ始めていた。

バイクだけでなく、スキーや登山

早朝野球のチームにも入ってた。

そういえば、仲間内の急な飲み会にもよく言っていた。

当時はカラオケスナック全盛だった。

夕方銭湯に行って、飲み会に行って、夜は職場に寝泊まりすることもあった。



誘われて、自転車で琵琶湖一周のサイクリングもいった

誘われて始めて行った、長渕剛のコンサートのすごさに衝撃を受けた。

浜田省吾は同僚を誘って行った。これも日常と違う世界を知ることになった。


今思うと、バイクもスキーも登山も、そしてコンサートも 非日常をそこに求めていたんだ。

それが今は、キャンプであったり、ディズニーランドやUSJだったりするのかな



それも、今年はなかった。

息子さんは、高3の夏から本格的に受験勉強をはじめ、集中してる

お父さんは土日がヒマでも金はない。

こうして iPadで blogをを書いている。

中高年の相手の歌声喫茶がはやり

青春時代のスターのコンサートが地方の市民会館などである。

私はまだまだ、新しい映画を見て

新しいタブレットを買って、

知らない世界を求めている。














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