甲子園は遠い…阪神5連勝

LakeSide

2010年05月05日 10:28


 

 5月2日(土) 
「好調・阪神タイガース 5連勝」
「宿敵、巨人に3タテ、ついに首位」









甲子園へ「阪神-巨人」戦を見に行きました。
 息子さんと2人、電車で大阪まで約50分、阪神電車に乗り換え、4時ころには甲子園へ

 阪神電車に 次々と阪神応援スタイルの「おっちゃんやお姉ちゃん」、上下応援スーツを身にまとった「ニイちゃん」がいっぱい乗っています。

 甲子園駅をおりたら、もういっぱいの阪神ファンが お店に群がっています。
 高架下では続々と顔見知りの応援仲間が集結していきます。

 メガホンは息子さん用、球団創設75執念記念の阪神グッズはお父さん用に次々と買っていきます。

 「家から約2時間、めったにこれないから…」










  お弁当も買った、暑いので缶ビールも1本飲んだ、

 気分は「ジョージョー」

 「外野指定席チケットがあるっていいなぁ」

 「席の心配しなくていいし、いいなぁ」

 時間あるし「甲子園歴史館へいこうか」

 そう思って、カバンの中からチケットを出そうとすると…。

 「チケットがない」 必死でカバンをひっくり返して探しても「ない」
 「ガァ~ン」 





せっかく手に入った巨人戦のチケットを家に忘れた。
 気がついたのは、5時15分。家にいるお母さんに電話すると

 はじめにもっていこうとしてたカバンの中からチケットが出てきました。

 チケットは確かにカバンに入れました。でも、もっていくカバンが少し小さかったので、リュックに荷物を詰め替えるときに、チケットを入れ忘れたようです。

 「今から もっていくわ」

 「えっ、遠いでぇ」

 「1時間半くらいでいけるんやろう」



 






 試合は6時プレーボール。

 「7時過ぎにはもっていけるわ」
 電車を乗り継いでお母さんが甲子園までもってきてくれることになりました。

 気を取り直して、甲子園歴史博物館へ、
そして試合が始まるとタイガースショップで流れているラジオの情報を息子さんが教えてくれます。

 「先発は能見や、下柳ちゃうで」 「きょうは勝てるかも…」

 別のショップでは、テレビ中継が映ってました。

 それを見てるお客さんも結構いて…、どうやら、当日券を求めて甲子園に来たけど、完売で入れなかったようです。

 「ここでテレビ見てる方がよく見えるし、スタンドは応援がうるさいだけや」と開き直っているおじさんに
 「うちはもうすぐチケットが届いて、中に入れるんや」とは言えませんでした。  








 
球場に入るともうすごい熱気でいっぱいです。
 4回が終わって2-1で阪神リード
 次の5回には、阪神の猛打爆発で内海を引きづり降ろし、
 変わった久保から、城島の3ランがレフトスタンドの目の前の方に放り込まれるともう、総立ちでみんなでメガホンでハイタッチです。

 その後、ジャイアンツの反撃で7-6と逆転されるが、

 7回裏阪神の攻撃、阪神ファンのとばすジェット風船の願いを受けて
 「アライさん」(金本調で)が値千金の同点ホームラン。

 8回、代打「金本アニキ」凡退のあと、代打関本の決勝ホームラン。

 もうすごい展開で、興奮しっぱなしでした。

 エラーも多く締まらないところもありましたが、
これだけ打って最後は球児が締めてくれるととても気持ちがよかったです。

 最後の関本のインタビューも聞き、「六甲おろし」合唱してから、
家に帰ると11時40分をすぎてました。



  お母さんは、お父さんが家に忘れたチケットをはるばる甲子園までもって来てくれました。

 息子さんが楽しみにしていた甲子園での阪神・巨人戦。息子のためだけに必死で電車を乗り継いでもって来てくれました。

 球場でチケットをわたすと、言葉もほとんど交わさず

「はよ入り、今いいとこやん」と言いはなって、また滋賀まで帰りました。

 それもこれも、「息子が喜ぶためなら…できることはしてやりたい」と 必死の思いからです。

 
 「お父さん、また 甲子園つれてな、こんどはお母さんと3人で来ような」

 「そうやな、どうしたらチケットとれるんかな」

 「巨人戦やなかったらとれると思うし、またいこうか」

 

 (5/5現在、苦手な中日に2連敗で 首位陥落。)

 好調阪神は例年5月(GWあけ)までで、そのあと失速することを知っているお父さんは、息子さんとの約束を守れるでしょうか。
 
 

 

 

 

 
 

 
 

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