よい子はマネをしません。金環日食

世紀の天体ショー「金環日食」が日本で見られるという5月21日(月)の朝。
わが家には、日食グラスはない。
息子さんは、中学校で観測会があり、日食グラスも貸し出しがあるというので早朝より出かけていった。
家に残ったのは 私たち親二人。
日食の時刻はいつもなら通勤途中の車の中。
早く出かけて行って、職場で見ようか…?
でも、家で見てからでも仕事にはぎりぎり間に合うか…。
と思っていると、お母さんが黒いゴミ袋を持ち出してきて、
「黒のサングラスよりはいいかも…」
「黒のゴミ袋で、日食観測しているのをご近所に見られるのも…。」
結局、家の裏の田んぼの方から
「見える、見える…」とお母さん

( 国立天文台の画像より )
結局、2人で交代で見て、 その様子をビデオカメラに納めました。
いつの日か、「あの日は夫婦ふたりで 黒いゴミ袋もって 世紀の金環日食を見ていたなぁ」
と、笑いながら思い出すのでしょう。
学校でバッチリ観測できた息子さん。 学校のグランドはご近所の人にも開放されていたそうで
人がいっぱいだったそうです。
一緒に見ていた級友が持っていた本には、「黒いゴミ袋も目に悪い」と書いてあったそうです。
予備知識もなく、直前まで見るのか、見ないのかもはっきりせず…・。
結局、私たち夫婦は 「ゴミ袋 2重にした方がいい…。」とか、わぁーわぁー 言ってました。
よい子は、決してマネをしてはいけませんね。
何事も準備が大切です。
次の日、職場では…。
夕方、琵琶湖の西、比叡の山にしずむとてもきれいな夕日が窓から見えました。
日食観測できれいな空を見て感動するようになったのか
職場の同僚、日食グラスをかけて、「これで見てみよう」
「わぁーきれい」と盛り上がっていました。
一日の疲れも忘れて、和やかなひとときでした。
