思考を深め、主体的に生きる。

3月22日の新聞に、あさのあつこさんが10代の子どもたちにメッセージを寄せていた。
それに対する子どもたちのリポートが掲載されていて、
また、あさのあつこさんがコメントを寄せている。
社会を鋭く見る眼が大切であるということで、
「おとなのことばをうのみにせず、考えて見て」
「一人ひとりの身に降りかかったことを覚えておいて」
子どもたちのリポートでは、「自分」について深く思考しようとする姿があった。
と書いている。
「自分」を核に、他者、学校、社会、国、正義、常識、日常、そして命。
自分で考え、自分の言葉で伝えようとすること。
これが大切と、、、。
主体的に取り組み、自分の思考を深める。
これって、文部科学省がこれからの学校教育で奨めていることじゃないか。
コロナで子どもたちが対話的に学習することは難しかったが、
ある中学校の校長は、生徒会のリーダーたちを集めて
学校再開後の学校行事である体育祭や文化祭をどうしたいかを
「Zoom」アプリで意見交換をしていた。
3ヶ月の休校中に登校日を設けて、大量の課題を子どもたちに持ち帰らせ
盛んに知識の詰め込み学習をさせていた学校が多い。
授業の遅れを取り戻すことに、必死になり、
自分で考えさせることを忘れていたのではないか?
このあさのあつこさんの新聞に寄せられたらメッセージや
新型コロナの新聞記事を読ませ、感想や意見を課題とした
名古屋市の中学校の子どもたちの思いや考えが載っていた。
とても深い思考があり、力がついている課題だった。
今回の自粛期間が無駄ではなかった、という取り組みだと思った。
コロナ感染の第二波がやってきたときに、どんな課題を出すか。
stay homeでも取り組める 深い学びができる課題が必要だろうな。
自分の思いや考えを、自分の言葉で表現すること。
それがないとねぇ、自分で考えられない国民。
政治家・政府の役人や学者の言うことをうのみにする国民が増え、
政府に反対する国民を法律と監視カメラやスマホが取り締まる時が来るのでは
と言う心配が、ますます現実味を帯びてくる。
いまは、焦らず、ゆっくりと 元気なこの国の未来を想像しよう。
