俺たちの Revolution がはじまる。

息子さんの高校最後の学園祭テーマはRevolution(レボリューション:革命)だった。
高校一年生の時から 体育祭ではマスゲームやリレーで頑張っていて、
高校でも、学校行事でがんばる喜びを知っていった。
2年生では、縦割りブロックの2学年リーダー(副ブロ長)になり、
体育祭マスゲームで優勝。 学園祭でも総合優勝。
「3年生では縦割りブロックのブロ長になりたい。」
「高校最後の学園祭を盛り上げ、全校生徒に思い切り楽しんでもらいたい。」
そんなことを 思って 早くから準備を進めてきた。
バスケットボールの大会が終わり、引退すると 心は「学園祭。」
2年生の時、先輩のブロ長の活躍ぶりを見て、あこがれもあった。
生徒会の2年生のメンバーは来年の学園祭に向けて、
「自分たちの代から、学園祭を変えていこう。」
そんな思いが、集まった11人のブロ長の中にも 数人あった。
生徒会の総務はの この学園祭にかける思いは全員一致していた。
それほど、生徒会は 今年の学園祭をどんな「祭り」にするかを
何時間もかけてしっかりと議論していたのだろう。
文化祭の2日間は好天だったが、体育祭は朝から雨がずっと降っていて
文化祭の2日間は好天だったが、体育祭は朝から雨がずっと降っていて
実施が危ぶまれていた。
でも、開会式を校舎内でするなど工夫してメインのマスゲームや各競技はグランドでした。
テントがたくさんあり、何とか雨をしのぎぎながらの開催。
「やれる」と判断した先生方や、雨の中準備した生徒たちがすごいと思った。

平日の雨の中、10張りあまりある保護者テントもいっぱいだった。
この日のメインはやはり各ブロック対抗の「マス・ゲーム」
近年の高校の体育祭の花形でもある。
グランドの正面には33張りもの生徒用テントが一番見やすい位置にあり、
保護者テントは横から見るだけだったけど、それでも1番いい席をとるために
お母さんは雨の中、早くから受付に並んでいた。
文化の部で準備がなかなか進まず、展示や映像作品では期限までに完成できるか
かなりヤバかった。 実際、文化祭当日も早く学校へ行って手直しをしていた。
マスゲームでは、負けられないプレッシャーの中、みんなで頑張った。
マスゲームでは、負けられないプレッシャーの中、みんなで頑張った。
「今日はみんな、ノーミスやった。」と嬉しそうに言っていた。
ほかの競技でも、みんなでがんばっていたけど
いい成績ばかりではなかった。
はじめは2年連続、総合優勝を狙ってはいたが、
ほかのブロックの進捗具合に 1か月以上前から焦りつづけ、
やがて目標は大きく修正されていった。
そして、順位じゃなくて何が達成できたら、この「祭」は成功なのか。
そして、順位じゃなくて何が達成できたら、この「祭」は成功なのか。
考えながら 当日まで精一杯がんばった。
結局、それが一番大事なことだった。
裏方で大変な準備をしていた「生徒会総務」の
「今年から 変えていこう」 という思いが浸透していき、
はじめは自分たちの都合ばかり考えていたブロ長たちが、
それぞれが「学園祭」を盛り上げよう、全校生徒に楽しんでもらおう。
と、だんだん気持ちが同じ方向に向いていったようだ。
4日間の「祭り」を終えた息子さんが
「今日すごいことがあった。やっぱりうちの学校にはすごいひとがいる。」
そなことをいっぱい話してくれた。
最終日は、激しい雨のため体育祭は「体育館」ですることになっていた。
本来なら、 大縄跳び ・ 障害物競走・ 綱引き・ ブロックリレー(本選)・ 班対抗リレー・ 表彰式、解団式
というプログラムがあるはずだった。それが雨でグランドでできないとなると
大縄跳びだけ体育館で実施することになっていた。
1300人を超える全校生徒が、体育館に入場するだけでも時間がかかるからだ。
はじめは自分たちの都合ばかり考えていたブロ長たちが、
それぞれが「学園祭」を盛り上げよう、全校生徒に楽しんでもらおう。
と、だんだん気持ちが同じ方向に向いていったようだ。
4日間の「祭り」を終えた息子さんが
「今日すごいことがあった。やっぱりうちの学校にはすごいひとがいる。」
そなことをいっぱい話してくれた。
最終日は、激しい雨のため体育祭は「体育館」ですることになっていた。
本来なら、 大縄跳び ・ 障害物競走・ 綱引き・ ブロックリレー(本選)・ 班対抗リレー・ 表彰式、解団式
というプログラムがあるはずだった。それが雨でグランドでできないとなると
大縄跳びだけ体育館で実施することになっていた。
1300人を超える全校生徒が、体育館に入場するだけでも時間がかかるからだ。
それに、みんなを会場に入れて、前で競技することは到底できない。
大縄跳びだけでなく、障害物競争、綱引き、リレーなど楽しみにしていた生徒もたくさんいた。
生徒会総務は、予定通り大縄跳びだけを実施して、フィナーレをするつもりだった。
とにかく時間がない。場所がない。 だった・・・。
大縄跳びだけでなく、障害物競争、綱引き、リレーなど楽しみにしていた生徒もたくさんいた。
生徒会総務は、予定通り大縄跳びだけを実施して、フィナーレをするつもりだった。
とにかく時間がない。場所がない。 だった・・・。
ブロック長の一人が、せっかくみんな楽しみにしてきた体育祭だから
「時間がないのはわかるけど、障害物競走もやろう」 と言い出した。
反対意見が出る中、彼は言った。
「とにかく、(提案を)聞くだけもいいから聞いてほしい。それでも反対なら、それでいい」
彼が提案を進める中で、実施の方向に大きく変わっていったそうだ。
「大勢の人をどう動かそうか」 「どこに待機してもらうか」
「ラムネはこぼれるから 館外へ出て、またもどってくるにしよう」
いろいろなことが短時間で話し合われ、障害物競争も実施された。
あとで、障害物競走でラムネを飲んだ生徒が
「障害物競争をやってくれてありがとう。ラムネ早飲みやりたかってん」
とお礼を言いに来たそうだ。
「できる」と判断して、みんなで 「やってみよう」と言った人がすごいな。
「いろいろ話し合って、やるとなったらすごい力を発揮できる仲間がすごいな。」
そんなことを息子と話した。
マス・ゲームは2年連続で優勝できた。
お母さんががんばって衣装をつくった甲斐があった。
マス長のアイデアを中心に みんなで心と体を一つにできた結果だった。
総合順位は、後ろのほうで2連覇にはまったく届かなかった。
総合順位は、後ろのほうで2連覇にはまったく届かなかった。
結果以上に、3年生でブロ長になって貴重な体験がいっぱいできてよかった。
生徒会総務とも連日10時、11時まで話し合って取り組んだ俺達の「祭」
何度も心折れそうになりながらも、「学園祭」を、自分のブロックを、
生徒会総務とも連日10時、11時まで話し合って取り組んだ俺達の「祭」
何度も心折れそうになりながらも、「学園祭」を、自分のブロックを、
盛り上げようと いっぱい気を使いながら、奔走していた。
その姿を たくさんのクラスの仲間、下級生も見ていた。
その姿を たくさんのクラスの仲間、下級生も見ていた。
もらって帰ってきたブロックのTシャツとパンツの寄せ書きから
そのことがよく分かった。
そのことがよく分かった。
一人ひとりていねいで 心温まるねぎらいの言葉が
いっぱい書かれていることからも ブロ長で頑張っていたことがよく分かった。
いろんなことを 高校の仲間から教えられた。
いろんなことを 高校の仲間から教えられた。
中学校とは違う、またいい経験ができたと思う。
みんなのために、表に出ないで動ける人のすばらしさ。
自分の得意とすることを、みんなのために努力を惜しまず発揮できる人のすごさ。
さまざまな状況で冷静に考え、「変える勇気」のある人のすごさ。
そんなことを実感できた高校生たちの「祭り」だったと思う。
みんなのために、表に出ないで動ける人のすばらしさ。
自分の得意とすることを、みんなのために努力を惜しまず発揮できる人のすごさ。
さまざまな状況で冷静に考え、「変える勇気」のある人のすごさ。
そんなことを実感できた高校生たちの「祭り」だったと思う。
「Revolution:革命」とうテーマにこめた生徒たちの思いが大きく動き出した今年の「学園祭」だった。
そんな話を息子さんや お母さんと話していて、数年前に知った言葉を思い出した。
松尾芭蕉の「不易」と「流行」について調べていて、その言葉に出会った。
米国の神学者:ラインホルト・ニーバーの言葉で、
「神よ、変えることのできないものついては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。
変えることのできるものについては、それを変えるだけの勇気を与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを見分ける智慧を授けたまえ。」
今年は日曜日から4日間の開催立ったので、日曜の文化祭も多くの保護者と一緒に見ることができた。
ステージの有志発表や視聴覚室での軽音のコンサート。それぞれおもしろかった。
そして、体育館で書道班の発表を見た。
3年生は、これで引退なのかな・・ 全員で書いた詩がよかった。
そんな話を息子さんや お母さんと話していて、数年前に知った言葉を思い出した。
松尾芭蕉の「不易」と「流行」について調べていて、その言葉に出会った。
米国の神学者:ラインホルト・ニーバーの言葉で、
「神よ、変えることのできないものついては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。
変えることのできるものについては、それを変えるだけの勇気を与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを見分ける智慧を授けたまえ。」
今年は日曜日から4日間の開催立ったので、日曜の文化祭も多くの保護者と一緒に見ることができた。
ステージの有志発表や視聴覚室での軽音のコンサート。それぞれおもしろかった。
そして、体育館で書道班の発表を見た。
3年生は、これで引退なのかな・・ 全員で書いた詩がよかった。
周りと比べて悩み、・・・・自分の色がわからなくて悩んでいた。
これから無限に広がる未来(世界)へと 自分だけの新しい色を輝かせるんだ。
いろいろ 悩みながら 時には自信を無くし、あせりながらも 仲間と励ましあって
一つ一つ大きく成長していく 高校生みんなに贈る とても いいメッセージだった。
息子さん自身の Revolution は 少しずつ ゆっくりとはじまっているように思う。
ぼちぼち、自分の進路決定に向かって 始動するらしい。
あと3回も 祭りの「打ち上げ」はあるらしいけど・・・
学園祭で学んだことは、 社会に出てきっと役に立つことだろう。
変えるだけの「勇気」か・・・ できるかどうか見分ける智慧か・・・。
不易と流行を実践している、サザンの桑田もすごいが
この頃 オリラジの中田敦彦に 興味がある。
何かを変えようとしているのだろうか。
