神の国
今年も地元の神社で祭礼があった。
町内の役員で、神事に参加するために
朝8時過ぎに 神社に行った。
去年は令和元年、天皇陛下御即位というのぼりを持って
町内を神輿が巡行した。
戸数が約400戸ほどの町内で 一番の行事であった。
町を出ていった子どもたちが孫たちが連休に帰ってくる
子ども神輿がいくつかあり、小学生や幼稚園、
さらに歩けない子まで、ベビーカーで町内を練り歩く。


コロナでこういった人が集まる行事はことごとくなくなった。
地元の氏神様が 我がまちを 八百万の神様が
我が国を守ってくれることを祈るばかりである。
今年の祭りは
奉賛会と町代表、子ども会代表による神事の後
神輿2つと太鼓を 軽トラに乗せ、町内をゆっくりまわった。
町内は提灯を出している家は例年より少なく
神輿を見に出てくる人も少なかった。
それも終わり 後片付けをしていると
85歳くらいの町内の老女2人が参拝に来られた。
境内には沢山の灯篭や狛犬、石畳など氏子からの寄進がある。
今は寄進の灯篭などがお金になり、誰がいくらしたという石碑が並んでいる
厄年や還暦のときに仲間でしている。
皆で30万ほど出しているのだろう。
個人でもっと大金を出している人もいる。
それぞれの思いがあるのだろう。
我が父の名も 誰かと組んで寄進した跡が
あちこちに見つけることができる。
仕事をしていて、財力があるからこそできることだ。
かつては、町内の地主などがしていたものが、
戦後の復興、高度経済成長後に増え始め
厄除け、還暦祝といっては増えていった。
息子さん、父にとっては最後の孫が生まれた時
社殿の奥に飾られる木彫りの狛犬を奉納している
師範学校時代の学友で、木彫をしている方に製作を依頼している。
神事があると扉を開けられて、見ることができるが、
日頃は誰も見ることはなく
父が寄進したことを知る人も少ない。
息子さんが誕生し、宮詣りの時に初めて見た。
初詣の時などに、我が息子に
おじいちゃんがお前が生まれた時に奉納したと話している。
私はというと、同級生で組んで奉納した灯篭が1基ある。
還暦では、お金だけになるだろう。
大きな石碑に名を残すことより、
これまで 関わった人の記憶に残る人であったかが大事だと思う。
