写真は、県１位で全国出場を決めたチームの試合（予選）のようすです。

２年連続全国大会出場。これも素晴らしい。全国での活躍を期待したい。

うちのチームはと言うと、　先輩が近畿大会出場で

それに続けと　期待が高まる中で１月末の冬の県大会では準々決勝で大敗、

チームはバラバラ。これでは県で勝てないと

部活をやめると言い出すものも・・・。

なかなか勝てない中で焦りが出て、　チームに不協和音が・・・。

２月、３月は中心選手が県選抜の全国大会で抜けることもあり

練習試合もままならず・・・。

２月の東大阪での大会でも　勝てる相手に大敗していた。

それでも５月の連休中の試合などで力をつけ　

春の県大会で決勝まで　行けたことは大きかった。

６月県外での試合で宿泊体験もし、チーム一丸となって夏の県大会。

厳しい試合を　勝ち進み、準決勝でライバルを破り、近畿出場を決めた試合は見事だった。

近畿大会では、京都の１位とあたり、ある意味できちんと勝てるゲームであったが

残り１分半７点リードを　接戦にされ、なんとか１点差で勝った。

２戦目は、勝てば全国大会が見えてくるところだが、

大阪のチームは強かった。とてもきちんとしたバスケットで

ゲームの最初のディフェンスはさすがであった。

圧倒され、１対１のレベルのちがいを感じた。

その大阪がうちが勝った京都に接戦の末、敗れるという波乱が

あったが、得失点差で勝ち上がって、結局近畿で優勝して全国出場を勝ち取った。

近畿勢の全国大会での活躍を　期待したい。　

近畿大会は１日めで終わったが、１試合めに何とか勝ててよかった。

辛抱強くディフェンス続ける選手の　がんばりをほめ続けた。

プレッシャーで落としてくれるリバウンドをきちんとる。

相手のエースを何とか抑えて　調子に乗らせないようにしているうちに

オフェンスでのリズムが良くなり、シュートが決まりだした。

まだまだ、中学生。県下では強いチームとは言え、精神的なもろさがある。

全国大会に出場するチームにもそれがある。

それを、いかに自信につなげ、持てる力を発揮できるようにするか

それがコーチの仕事でもある。

バスケットが中学,高校で終わる子がほとんどだ。

２試合目、大阪とのゲームの得点が２０点以上ひらいて

今大会で、これまで出る機会の少なかった選手が呼ばれ

数分であったが、近畿大会のコートに立った。

ほっとした。

残りの５名とベンチに入れなかった３年生の５名も

２泊３日の近畿大会で　チーム一体で試合をする経験ができた。

個々には、いろいろな思いを持っていたことだろうが・・・。

最初の宿泊となった東大阪遠征で、夜遅くまで騒ぎ、次の日の試合でも

力を出し切れず、コーチにこっぴどくしかられた。

そのチームの仲間が　近畿大会ではきちんと前日の準備ができていた。

仲間として　心の成長できた１年だったと思う。

この仲間でがんばれたからこそ、あと２つ勝てなかったくやしさ。

もうこのチームで　真剣に試合することのないさびしさ

それが試合後の　長い長い涙の時間だったのだろう。