帰省
お餅つきも大掃除も終わった大晦日の夜の8時半頃、
大学生の息子が神戸から帰省した。
駅まではお母さんが車で迎えに行った。
お父さんは紅白歌合戦を見ながら、すでにビールを飲んでいる。
大晦日の夕方までアルバイトだったので夕食はまだだ。
お母さんが作った夕食を食べながら
お母さんといっぱい話をしている。
それをお父さんは紅白を見ながら聞いている。
12時を過ぎてから、近くの神社とお寺にお参りに行った。
神社の隣の薬師院で甘酒で接待をしてくれていたおばあさんが、
息子さんの小さい頃を知っていて、懐かしそうに名前を呼んでくれた。
まだ、家を出て半年もたっていないが、
これが帰省ということかな・・・。
お父さんの実家に新年のあいさつに行くと、
近くの老人ホームにいるお祖父ちゃんを迎えに行くことになった。
お父さんの実家には結婚した いとこも帰っていて
お祖父ちゃんと孫2人がいろいろ懐かしく話した。
7年前、いとこがまだ鳥取の大学生だったころ、
お祖父ちゃんは、お祖母ちゃんが亡くなって、
孫も出て行ってさみしくしているお祖父ちゃんを誘って
鳥取へ行って、大学を案内してもらった。
その時の話などが、懐かしく思い出された。
その時の話はこちら
2010/12/31
これからお墓参りに行くと言って、席を立とうとしたとき
お祖父ちゃんが自分も行きたいと言った・・・。
行きたいだろうなぁ、と思ったけど足が不自由で
ちょっとした段差も厳しいお祖父ちゃんを
連れて行くのはとても無理だとみんな思った。
お墓にいるお祖母ちゃんに会いたいだろうなぁ
でも、古くからあるお墓は通路はなく、ぎっしりと墓が並んでいて
段差も多く、バリアだらけの墓地だ。
あきらめてもらうしかなかった。

次にお母さんの実家に行った。
天気も良く、暖かかったのでお母さんが
お祖父ちゃんが行くと言ったら、一緒に行こうと言い出した。
こちらのお祖父ちゃんも足が不自由だったが、
途中から通路が狭くなるが、何とか60センチほどの
通路があって お墓にたどり着けた。
お祖父ちゃんは、自分の父母が眠るお墓に
「参りに来たでー・・・・・・。」と大きな声をだしてお参りをしてた。
足が不自由になった高齢者にとって、
新年を迎え、お墓にお参りできることは大事だなと思った。
孫に寄り添ってもらいながら、ゆっくりとした歩みではあったが
自力で墓にこれた喜びをお祖父ちゃんは感じているようだ。
髪の毛が金髪になって、めったに顔を見せなくなった孫だが
実質48時間の帰省で会いに来てくれた。
お祖父ちゃんにとっても、特にいいお正月になったことだろう。
