「空の青さを知る人よ」

コロナウィルスの大流行で covid-19 は
武漢からアウトブレイクし、ついにWHOは を宣言した。
学校は急に休校になり、高校受験生は自己責任と言わんばかりに
各自で入試に臨んだ。
そして、卒業式前日も 一時間のみの登校で ビデオで 卒業式の仕方を見た。

土曜日開催で 保護者はたくさんいたが、在校生はなし
来賓も一切ないので、長い祝辞もなかった。
卒業証書も クラス代表 6人がもらった。
それでも 卒業生代表の言葉や 式歌 「群青」感動的だった。
飛沫感染の危険を考えると、式歌をやめようという意見もあったが、
やはり いい歌が聞けて良かった。


来賓も一切ないので、長い祝辞もなかった。
卒業証書も クラス代表 6人がもらった。
それでも 卒業生代表の言葉や 式歌 「群青」感動的だった。
飛沫感染の危険を考えると、式歌をやめようという意見もあったが、
やはり いい歌が聞けて良かった。

次の日曜は、家でゆっくりとしていた。
就職活動があって、大学生の息子さんも 琵琶湖岸の家に戻ってきている。
ここから 用事がある日は、神戸・大阪へと行き来している。
大規模な就職説明会はことごとく中止になった。
思うように 就活が進まないので 困っているようだ。
不安やあせりで 押しつぶされそうになっているのかも、
コロナ・・がなければ また違ったか と思っても どうしようもない。
日曜の朝、車を洗っていたら息子さんが散歩に出かけた。
琵琶湖岸へ行ったらしい。
小学校のときで 元気がなかったときは 一緒に散歩して
湖の鴨たちや 対岸の山々を眺めていた。
昼寝を少しした私は、午後から 一人で同じようなコースを散歩に出かけた。
スポーツジムを3月は コロナもあって休会しているので
歩かないと。。
旧河川後にできた公園にある ストロベリーファクトリー
ここについた時は まだいい天気だったので 琵琶湖岸へ向かった
ところが 途中で、
対岸の西の方が しまけて雨が降っているようだな
と思っている間に 風が強くなり雨が降ってきたので
go home 我が家に帰ってきた。
ところが やっとのことで 家に近づくと 東の空に虹が見え
雨が止んだ。
ここで気を取り直した私は、 旧堤防のサイクルロードから
今日の目的地、琵琶湖を目指した。
すると、 雲が切れて 西日が差してきた。
湖岸沿いの道にそって流れる水路の鴨たちを眺めながら
漁港(ポート)をめざした。
ここにつく頃には、 けっこう青空も見えてきた。
息子さんのこれまで20年余りの人生も
60年近い私の人生も 今日の午後のこの天気のように
いろいろあった。
前が見えず、もがき続けたこともあった。
急に晴れ間が見え、いろんなことがいい方に展開していったことも
私は仕事が順調に動き出し、さあ結婚というときに、
交通事故にあって2か月の休職。
我が家にも 息子さんが誕生した、と親になったよろこびを味わいかけたころ
私の病気が見つかり 、2か月休職して入院治療をした。
息子さんは まだ1歳だった。
その後、高校受験、大学受験と 目標とする道を順調に歩んできた息子さん。
学校や塾の多くの先生に助け励まされながら、高校、大学受験を乗り越えてきた。
さあこれから将来の仕事を見つけようと
動き出した矢先に 非常事態に巻き込まれたことになる。
ニュージーランド留学中のテロ事件の時も心配したが、
自分の努力では どうにもならないような 今のこの非常事態。
しんどいときに ゆっくりと休めるのが 生まれ育った家だと思っている。
人生という長い船旅で 寄港する港が 我が家だとするなら
ここで疲れをいやし 食料や燃料を補給し また次の目的地に
向かって 力強く船を出していくことだろう。
帰りたいと思ったときは いつでも帰れる港で
ありたいと思う。
そんな HOMEとしての 我が家でありたいなぁ。
