れんがをつむ

ずいぶん前に大金をかけて作られた図書館を中心とする施設
設計を担当した事務所は、光の取り方も工夫していて
天気がいいと自然光もよく入って来て、
あまり照明がいらない。
レンガもイギリスから輸入して、レンガ職人も連れて来て積み上げたらしい。
そんなことも知る人は少なく
お金をかけすぎだとか、無駄なスペースが多いとか
外野の評価は低い。
でも、利用する市民は多く、
土日は特ににぎわっている。
こういう施設も老朽化すると簡単に取り壊されたりするのだろうか
何百年も先に残ることを想定して、レンガの建物を作って来たヨーロッパの伝統を
50年あまりくらいしか見ていない 日本とでは、
違うのだろう。
今理解されていなくても、ずっと後になって評価される建築物を知っている人が
最終的に 人とお金をうごかして 建てて欲しいと思った。
