無印良品南乗鞍キャンプ場2022 その6 アブとの共生

今年は例年にも増して、アブや小さめのブヨが大量に発生していた。
キャンプ場の受付にも注意喚起のポスターが貼られていた。
私にとっていは、熊の出没より恐い「アブ」の襲撃だ。
体長20〜30mmというとかなり大きい。
2日後にセンターハウスで、この張り紙だけでなく
アカウシアブの標本を見つけた時は、もうすでに噛まれていた。





もちろん、毎回のごとく十分に対策は練っていた。
長袖、長ズボンに長めの靴下と帽子も・・
車から降りる前にハッカ・スプレーをかけることも忘れなかった。
だから、サイト設営中もいっぱいアブたちが翔んでいたが、刺されなかった。
サイトに野外用の殺虫剤も散布したが効き目はなかったようだ。
ヘキサタープを貼るとその下に6、7匹は集まってきた。
強力な蚊取り線香も、殺虫剤も ものともせず、飛び回っていた。
結局、刺されたのは手袋をはめていなかった両手でそこに襲撃だった。
さらに、履いていた長ズボンの裾が長めで、
汚れていたので裾を少し折ったら、そこから入ってきて
両方の足首を時間差でやられた。
腫れ上がり、鈍痛が3日は続いた。
下の写真はキャンプ4日目に、下山して七峰館の風呂に入った時の左足だ。
右足も腫れていたが、左足の方が痛かった。
持って行った薬(かゆみ止め)を塗って、できるだけ掻かないようにしていた。
車の熱に集まるというので、エンジンを切って
暑いのをがまんして、少し経ってから降りたが
アブさんが 集まってきた。後でアブ注意のポスターを見て気づいた。
着ていた長袖のシャツは「黒」だった。

結局、キャンプ場の露天風呂は空いていたが、
アブは数匹いて、太ももの内側や裏側も噛まれた。
結局今年も20カ所くらい刺された。
今回は結構ひどかったので、帰ってから皮膚科に行くことも考えた。
でも、次の日から仕事という日常に戻ると、あまり気にならなくなり
少し薬を塗ったくらいで治っていった。
今回はわりと天気も良く、涼しい高原で日頃の仕事も忘れて4泊5日も過ごした。
非日常の時間がゆっくりと流れるキャンプ場での生活がよかったから
3泊の予定をもう1泊した。お風呂に入って、食事を作り
後片付けをする。それと天気のことを中心に考えながら
アブの襲撃という不安があっても、なんとかなるだろう。
「早く帰ろう」とは思わないほど、ここでの居心地がよかって
子どもが小さかった頃からの中学、高校へといろんな経験を積み上げていった
思い出多いこのキャンプ場に、また来れるように
いつまでも健康でいたいと思うのだが、
足腰の筋力や心肺機能の低下からか
サイトからセンターハウスまでの 少しの坂がキツくなってきた。。
