「永遠の0」 家族で映画館へ
家族みんなで映画館で映画を見るのは何年ぶりでしょう?
中学を卒業して、これまでの受験勉強から解放された息子さん。
お母さんがめずらしく映画「永遠の0」を観に行きたい。
ということで、日曜日の夕方の1日1回上映の時間に合わせて
草津イオンのマイカルシネマへ
駐車場がいっぱいで、駐車に時間がかかりましたが何とか間に合いました。
事前にシート予約をしていたのでよかったですが、ほぼ満席でした。
昨年から公開されているので、もうすいているかと思ったのですが、
まだまだ、話題作のようで…。
感想はというと… なかなかよかったです。
原作者の百田尚樹さんが言っているように、
あと10年もしたら、戦争体験者で本当の戦争を語る人が居なくなる。
若い世代に,日本がやった「戦争」について知ってもらいたい。
そのねらいは,良かったと思った。
これだけの大ヒットした作品ですから…。
「真珠湾攻撃(奇襲)」の6ヶ月後には、ミッドウェー海戦で大敗
その後、東南アジアでの連戦連敗で多くの若い命の犠牲を強いた日本軍。
この戦争で、日本軍(日本政府)が何をしたか。なぜ、本土決戦、原爆投下まで
降伏しなかったのか、などをあまりよく知らない世代の人が考えるには、
いいきっかけとなる「話題作」だと思います。
ドラマの展開、登場人物、役者もよく考えていますね。
現代のシーンでの「特攻」と「自爆テロ」の違いについてのやりとりも
教科書で丸覚えの歴史学習や現代社会の学習をした知識注入が多い
現代社会の若い知識人への警告のように思えた。
映画をしっかり見れば、「特攻美化」の戦争映画でないこともわかる。
ただ、その特攻作戦の犠牲者思いに心寄せさせる一方で、
命令をした日本軍首脳部の大罪の描き方が甘いという点でこの映画も罪深いように思う。
命の大切さ、戦争の愚かさ、平和の大切さ知るきっかけとしてはいい映画だった。
あの戦争は日本のどんな人たちが、何のために始めたのか
なぜ、多くの尊い命を犠牲にしてまでやめることができなかったのか
その辺はあまり描かれていないので、「戦争」を深く考える映画かどうか
というと、かなり心配な映画であるなぁ。
生き残った人々の努力で、現代の日本の繁栄がある事が描かれていますが…
日本がこれからも繁栄を続けて行くには、優秀な大和民族の団結による
経済戦争での勝利が重要で、まずは大企業の海外戦略の成功がカギだ。
と言っている現在の日本の指導者の思いがこの映画に反映されている
ように思えた。
防衛省や海上保安庁などが映画制作に全面協力したことや、
(「俺たちの大和」もそうでしたが…)
また、安倍総理がこの映画鑑賞して宣伝しているところも気になる。
とは言え、「戦争ドラマ」として感情移入できる場面が多くあり
泣ける場面も多い映画でした。
わたしが一番グッときたのは、岡田准一(宮部)の演技とかっこよさで、
訓練で犠牲になった部下を非難した上官に、くってかかり
上官に殴られて大ケガをした宮部を心配した部下たちが
いっせいに宮部に敬礼をするシーンでした。
「せりふ」はないけど、教官と部下のそれぞれの思いに感動した。
他には、末期がんで余命宣告されているかつての部下(橋詰功)が
宮部の孫の「君たちに会うためにわたしは生かされている」と
語るシーンもそうだった。
あと10年もしたら、戦争体験者で本当の戦争を語る人が居なくなる。
若い世代に,日本がやった「戦争」について知ってもらいたい。
そのねらいは,良かったと思った。
これだけの大ヒットした作品ですから…。
「真珠湾攻撃(奇襲)」の6ヶ月後には、ミッドウェー海戦で大敗
その後、東南アジアでの連戦連敗で多くの若い命の犠牲を強いた日本軍。
この戦争で、日本軍(日本政府)が何をしたか。なぜ、本土決戦、原爆投下まで
降伏しなかったのか、などをあまりよく知らない世代の人が考えるには、
いいきっかけとなる「話題作」だと思います。
ドラマの展開、登場人物、役者もよく考えていますね。
現代のシーンでの「特攻」と「自爆テロ」の違いについてのやりとりも
教科書で丸覚えの歴史学習や現代社会の学習をした知識注入が多い
現代社会の若い知識人への警告のように思えた。
映画をしっかり見れば、「特攻美化」の戦争映画でないこともわかる。
ただ、その特攻作戦の犠牲者思いに心寄せさせる一方で、
命令をした日本軍首脳部の大罪の描き方が甘いという点でこの映画も罪深いように思う。
命の大切さ、戦争の愚かさ、平和の大切さ知るきっかけとしてはいい映画だった。
あの戦争は日本のどんな人たちが、何のために始めたのか
なぜ、多くの尊い命を犠牲にしてまでやめることができなかったのか
その辺はあまり描かれていないので、「戦争」を深く考える映画かどうか
というと、かなり心配な映画であるなぁ。
生き残った人々の努力で、現代の日本の繁栄がある事が描かれていますが…
日本がこれからも繁栄を続けて行くには、優秀な大和民族の団結による
経済戦争での勝利が重要で、まずは大企業の海外戦略の成功がカギだ。
と言っている現在の日本の指導者の思いがこの映画に反映されている
ように思えた。
防衛省や海上保安庁などが映画制作に全面協力したことや、
(「俺たちの大和」もそうでしたが…)
また、安倍総理がこの映画鑑賞して宣伝しているところも気になる。
とは言え、「戦争ドラマ」として感情移入できる場面が多くあり
泣ける場面も多い映画でした。
わたしが一番グッときたのは、岡田准一(宮部)の演技とかっこよさで、
訓練で犠牲になった部下を非難した上官に、くってかかり
上官に殴られて大ケガをした宮部を心配した部下たちが
いっせいに宮部に敬礼をするシーンでした。
「せりふ」はないけど、教官と部下のそれぞれの思いに感動した。
他には、末期がんで余命宣告されているかつての部下(橋詰功)が
宮部の孫の「君たちに会うためにわたしは生かされている」と
語るシーンもそうだった。